PSVでも『テイルズ』シリーズ!

『テイルズ オブ イノセンス R』一周クリアしました。PSVを購入してから緩いペースで遊んでいましたがようやくクリアです。
※前サイトの2013.08.07のプレイ日記を移行・修正した記事になります。
クリアまでに掛かった時間はサブイベントも達成しつつで25時間程度。携帯機ということもあって本編は少し短かった印象ですが、周回プレイや隠しダンジョンなどのやり込み要素も考えると恐らくまだまだプレイ時間は伸びていくと思うので妥当な長さかな。
さて、率直にゲームの感想を言うと「戦闘はとても楽しいが、ストーリーがイマイチ」でした。ストーリーは起伏が少なく平凡。“輪廻転生”をテーマに前世と現世が交差する物語は特徴的で、前世の因縁なども巻き込みながら展開されていくのは良かったけど、それを彩るキャラクターや演出が今ひとつといった感じで、際立って思い出すワンシーンというのがなく全体的に印象が薄い。なのでストーリーやキャラクターに魅力を感じてシリーズを遊んでいる方には本作は物足りないと感じてしまうかもしれません。
強いて印象的な部分を挙げるとすれば敵として登場するハスタが色々強烈すぎて鳥肌を立てるほど気持ち悪いということくらい。ハスタについてはまた後述しますけど、コイツがあまりにもアレなせいで他のキャラクターが霞んでしまっている気がします(苦笑)
因みに元々、本作は2007年にDSで発売された『テイルズ オブ イノセンス』のリメイク作品で、PSVでは初のテイルズシリーズです。一応、本作に関してオリジナルのDS版の方もプレイ済みなのですが、PSV版は変更点が多くDS版とは殆ど別物に仕上がっています。また、タイトルに付けられた“R”は正確にはリメイク(改作)ではなく「リ・イマジネーション(再構築)」という意味の頭文字で、DS版からのデータ流用はせずに一から全部組み直され、ストーリー・システムの再構築や様々な追加要素も取り入れられている。
そもそも「リメイクとリ・イマジネーションって何が違うの?」って感じですけど、どちらも作り直すという意味では同じなのかな。あまり聞かない言葉ですし、リ・イマジネーションの定義自体が曖昧なのでどういう感じで使われているのか分かりにくいですが、要するにオリジナルのストーリーの根幹は踏まえつつも設定や世界観を割と大胆に再構築して変える手法がコレに当たるのかな。まぁただ単に開発陣がリメイクとは別の言い方をしたいがためにこんな気取った言い方をしているだけなのかもしれませんが。
というわけで今回は「ここが変わった!」という部分も紹介していきながら私の感想なども一緒に書いていきたいと思います。DS版の方でも戦闘は特に魅力的な部分として感じていましたが、その点はPSV版でも変わらずに引き継がれています。戦闘システムの変化はあるものの、シリーズの中でも軽快で爽快感の強い戦闘が楽しめるように上手く工夫されていますし、それにやはりDS版と違って戦闘参加人数が3人→4人になった点は戦闘を盛り上げるという意味では一番大きいかもしれない。



DS版に存在した覚醒やインフィニティジャムは廃止され、代わりにシリーズお馴染みの“オーバーリミッツ”が採用されており、発動すると仰け反り無効となり、セットしているアビリティに応じて様々な効果を得られ、加えて秘奥義が使用可能となる。オーバーリミッツゲージはキャラクター毎に設定されていて、ゲージ最大時にLボタンを押すことでの任意発動となっています。
秘奥義は二種類用意されていて新たに追加された秘奥義が第一秘奥義、DS版にもあった秘奥義が第二秘奥義へと変更されている。勿論、秘奥義のカットインは全て新規描き下ろし。特に第二秘奥義は前世の姿もカットインに入る(一部除く)のでカッコいいです。
“レイヴシステム”というのも新たに導入され、攻撃を当てたりコンボを繋げたりすることでレイヴゲージが上昇していき、溜まっているゲージに応じてステータスアップやHP/TP回復などの効果を得ることができます。ゲージは最大でLv.4まで。逆に何もしていない状態や攻撃を喰らったり戦闘不能になったりなどするとレイヴゲージは減少してしまうので注意が必要。ゲージを維持したまま戦い続けるのはなかなか難しいですけど、これがあるおかげで戦略性はぐーんと上がっていると思います。
また、敵の強攻撃をタイミングよくガードすることでガードカウンターが発動し、連携がリセットされ更にコンボを繋げられます。ガードのタイミングはシビアで成功させるのはコツが要りますが、成功すれば大幅に有利な状況が生まれるので上手く狙いたい。
あ、それとエンカウント方式はシンボルエンカウントからランダムエンカウントに変更されています。シンボルの方が良かったな。
一周クリア後、現在の平均パーティレベルはLv.67。このレベルだと殆どのキャラクターの術技はもう全部習得したって感じかな。今作ではスロットシステムを採用したおかげで右スティックにも4つの術技を割り当てられ、コンボも更に幅が広がって楽しいです。
それとキャラクターの術技がかなり変更されていて、追加されたり削除されたりしている術技も多いので割と新鮮です。中にはモーションが変更されている技や部類が特技から秘技へと変更されている技(逆も有り)もあったりと仕様が違っています。新規パーティキャラクターの追加もあってか全体的に偏りのあったDS版よりもバランスが整うように術技は構成されている印象かな。
しかし、ルカの魔神剣が空中で発動できなくなってしまったのは痛い。あと崩昇襲斬がリストラされたのに鷹爪烈風剣は覚えるのが謎。


パーティには今作から新たにコンウェイとキュキュが加わり、8人になりました。2人とも異世界トライバースからきた住民らしい。コンウェイは「二つの魂を救済する」という目的で、キュキュは「この世界にある様々なものを見たい」という目的で旅に同行する。どうも謎が多い2人ですが、エンディングやそれまでの行動を見る限り重要なキャラクターであることには間違いないでしょう。
それにクリア時に「To be continued to Next Re-imagination!」という文字が表示され、Rシリーズの展開を示唆しているので、今後のRシリーズと何かしらの繋がりがあるのかも。コレ、なかなか面白い展開の仕方なのでどういう風に繋がっていくのか楽しみだ。・・・とまぁそんな核心に触れそうな話は遊び納めの時にでも改めて書くとして、今はとりあえずもっと別の話題でお話ししていこう。
基本的に戦闘でよく使用するキャラクターはルカ・スパーダ・キュキュ辺りです。特にキュキュは空中コンボが楽しすぎてハマる。他のキャラクターと比べると習得する技は少なめで術は一切覚えないけど、その分攻撃力は高くコンボも綺麗に繋げやすい。プラス系のアビリティとルートブレイクやリピートなどのアビリティをセットしておけば敵がお手玉状態になるので爽快です。オート操作でも存分に暴れ回ってくれるけど、自操作でこそ光る性能なので戦闘を盛り上げたいなら是非とも自分で使うべし。
あと、スタイルもDS版から仕様変更され、APを消費してアビリティを獲得し、CPの範囲内で自由にセットできるようになっている。APは戦闘することで溜まっていき、CPはスタイルを成長させてアビリティと同様にAPを消費して獲得することで上限が増えていく。因みに武器と素材を組み合わせることで武器に特殊効果やアビリティなどを付加できたカスタマイズ要素は今作では廃止されました。
他にも変わったところをざっと挙げていくと、OPテーマソングは新たに『KOKIA』さんの「New Day, New Life」になり、そしてOPアニメーションもその一つですが、今作では物語の様々な場面でアニメーションムービーが用いられています。アニメーションの制作はシリーズお馴染みの“Production I.G”が担当している。挿入されるムービーの数もなかなか多かった印象。
加えてメインシナリオ部分も新規にフルボイスで収録され、ダンジョン追加にスキット追加、称号システムの追加などなど・・・とにかくDS版からの変更点が多すぎて、DS版の感じを意識したまま遊び始めるとその違いに良い意味で驚かされてしまいます。









DS→PSVの進化も手伝って色々と栄える今作ですが、グラフィックに関してはもっと頑張れたんじゃないかなーと。特にグラフィック云々のシリーズではないので重要視はしていなかったのですけど、さすがにちょっと今作のはNG。勿論、DS版よりかは綺麗に描かれてますが「PSVだったらもうちょっと綺麗にできるんじゃないの?」という思いがありますね。
でもまぁ序盤こそ低質なグラフィックが気になっていましたけど、中盤からは慣れたようで特に気にはならなくなりました。しかし、やはり画面にキャラクターが寄るとテクスチャの安っぽさが非常に目立ってしまい何だか残念な気持ちになります。もう少し高解像度のテクスチャを用意して欲しかったかな。辛辣かもしれないけど、これではPSPレベルのグラフィックです。
さて、冒頭でも少し触れていました通り、ハスタのキャラクターが強烈すぎて作品の印象が全部コイツに持っていかれてます。DS版でもコイツが出る度に本能が危険を感じるレベルで狂ってるって思いましたけど、それはPSV版になっても相変わらず。エルマーナ曰く、ハスタの会話を聞いていると「胸焼けする」と言っていましたが正しくその表現通り。ある意味凄い気質です。以下の画像を見ていただければ大体どんなキャラクターなのか分かるはず。とにかく常人には理解できないキャラクターです。






前世の性格も相俟ってか人を殺すことに快感を覚える殺人鬼で言動もかなり意味不明。シリーズ屈指のクレイジーさを誇る。実は良い奴・・・とか、過去の出来事のせいでこんなことに・・・といった背景は一切無く純粋に可笑しなキャラクターです。独特の言語感覚を持っていて変なイントネーションだったり、不思議の語尾をつけたりする。行動もデタラメなところが多い。
また、ハスタの台詞にはパロディネタが結構含まれていて、どこかで聞いたことのあるような言い回しが使われています。PSV版では出番も増えており、ゲーム開始早々の「フルフィの森」でもいきなり登場する。ほんとに神出鬼没です・・・そのシリーズでは類を見ないタイプのあまりの訳の分からなさからハスタに魅力を感じる方も多いようで。私もその一人です。
とりあえず一周クリアして、大方のサブイベントは消化済みですけど、次に隠しダンジョンに行くか二周目を始めるか悩んでいます。このまま隠しダンジョンのトライバースゲートへ行って最後までクリアしたいところだけど、結構難しそうなんですよね~。なら手堅く少しグレード稼ぎしてから引き継ぎや特典を利用して二周目を始めてそっちでトライバースゲートに挑むか・・・うーん。
まぁでもどうせプラチナトロフィー取得するってなったらどっちみち絆上げのために四周は必ず遊ばないといけないみたいですし、今はまだ好きなように遊べばいいかなー。ってことで一応トライバースゲートへ挑んでみて駄目そうなら二周目いきます!