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戦国無双3 Empires #1 システムに大幅な変更が加えられた新生“Empires” 

──これを良しとするか否か。

天下を一刀!タクティカルアクションと国盗りシミュレーションを融合した『戦国無双3 Empires』始めました!

※前サイトの2012.12.31のプレイ日記を移行・修正した記事になります。

『真・三國無双』及び『戦国無双』シリーズの派生作品として“猛将伝”と並んで既に定番となっている“Empiresですが、Empiresシリーズでは従来の無双の形式を残しつつも、より戦略性の高い要素を取り入れているため全く異なる遊び方で楽しめる。

具体的にはコーエーお得意の『信長の野望』などのシミュレーション要素も同時に楽しめるようになったのが本シリーズです。プレイヤーが一国を統治して政略コマンドを通じて自軍の強化や発展、領土の拡大などを行なっていくのが大きな特徴となっています。といってもそこまで複雑ではなく、『信長の野望』などと比べるとかなり簡略化されているので比較的こちらは遊びやすくなっている。

そして、あくまでも“無双”なので合戦は従来通りのタクティカルアクションで解決します。これがEmpiresシリーズのポイントです。上手な戦運びができるように“政略”しつつ“戦闘”に勝利していくといった感じなので本シリーズでは戦闘よりも政略の方が重要で、この内容から想像してもらえる通り、少しばかり頭を使うので従来の無双のように頭を空っぽにして遊ぶことはできない。有利不利などを決定付ける戦略的な駆け引きを楽しみながらの上での無双となっているので人によって好みが分かれるかも?

本作は『戦国無双3 Z』をベースにシミュレーション要素を追加して変貌を遂げた作品です。『戦国無双3 Z』のような遊び方は本作ではできませんが、それとは一味も二味も違ったEmpiresシリーズ独特の面白さがあります。一応、私は前作にあたる『戦国無双2 Empires』の方もプレイ済みなのでそれを踏まえた上で今作の感想を書いています。

因みに前作は割と熱中して遊んでいた記憶がありますね。ゲーム自体は手抜きや練り上げ不足を感じる部分も有りましたけど、噛めば噛むほど味が出るタイプで最初こそ渋い顔をしていたものの、遊んでいくうちにどんどんハマっていきました。今作では前作と違ってシステムに大幅な変更が加えられて新しくなっているみたいですが、果たしてどうなのでしょうか。その辺の「ここが変わった!」という解説も適度に入れつつ、いつも通り遊んでみての感想もざっくりと書いていきますよー。

まず始めに手が込んでいると感じたのがタイトル画面での無双武将のタイトルコール。全武将40人分用意されているみたいです。自分は一番最初に「戦国無双3 Empires!義と愛のために!」と兼続の台詞が流れたのでちょっとテンション上がりました(笑) タイトルコールは毎回ランダムなので目当ての武将のタイトルコールが聞けるかどうかは完全に運任せになっています。

余談ですが、知行獲得で50万石消費して鑑賞武将を追加していれば武将鑑賞からいつでも好きな時に全ての台詞が聴けますよ!というわけで兼続のタイトルコールで一層鼓舞されたところでいざ開始!今回は手始めに“戦史演武”というモードから遊んでいく。

戦史演武では10の大名家の中から選択してその大名家のストーリーを追体験していきます。要するにストーリーモードですね。大名家ごとの本格的なストーリーモードは過去のEmpiresシリーズでは搭載されていなかったので今作が初の試みとなる。

誰にしようか迷いましたが、やはりここは戦国時代の筆頭とも言える信長様を選択。信長の物語は父の織田信秀の葬儀から始まる。開始早々のムービーシーンでは父の葬儀中に祭壇に灰を投げつけたという逸話も再現されている。歴史好きには堪らないです。

メインモードとなる争覇演武とは違って戦史演武ではストーリーを楽しむことに焦点を当てているので制限されている箇所も多く、言うなれば争覇演武のチュートリアルも兼ねたモードとなっているので、戦史演武でまずは本作のシステムについて学んでいこう。スタート時にはチュートリアルを表示するか聞かれるので初回ならとりあえずチュートリアルを表示しておく方が良いです。因みにこのチュートリアルを担当してくれるのは『戦国無双』シリーズではお馴染みとなっている「さや」ちゃんです。

戦史演武はいくつかの章に分かれており、政略と合戦を繰り返して提示された「任務」を達成していくことで物語が進行していきます。提示された「任務」が達成できなかった場合や合戦で敗北してしまうとゲームオーバーになってしまうので注意が必要。

基本的に戦史演武のストーリー展開はナレーションと武将たちの会話イベントで行われます。ムービーシーンは一部のみ。前作での会話イベントは表情に台詞のみでしたが、今作では3Dモデリングになり会話中に仕草なども見れるようになっています。背景もしっかり描かれていてこの点は大きく進化しています。でも、もう少しキャラクターの表情に豊かさを持たせてほしかったかも。

戦史演武では大名自身ではなく大名家ごとのストーリーが描かれているのでそれに関わる色々な武将の活躍が楽しめます。寧ろこの織田信長の章では信長自身にはあまり焦点が当てられておらず、配下の前田利家や森蘭丸の方が目立っていて、信長のやり方に疑問を持ち葛藤する利家と信長に心酔して付き従う蘭丸との衝突、織田家中の人々との関わりが大きく描かれている。ナンバリング作品の無双演武に匹敵するほどのドラマ性があるのでEmpiresだからといってなかなか侮れない内容となっています。

そして本作の中核となるのがなんといっても“政略”要素、これがEmpiresシリーズの最大にして最高の醍醐味となっている。本作では今までの所属武将による提案採択による内政は廃止され、新たに“箱庭内政”というシステムへ変更されています。これは箱庭を模した視覚的にも楽しい内政システムで、箱庭に様々な施設を配置することで国力を増強していくようになりました。このおかげで自国の発展が見た目で把握できるようになったので遊んでいく上でのモチベーション維持に大きく繋がっています。

各種コマンドは[開発]で自国強化、[人材]で武将登用、[交渉]で他国と同盟、[商店]で装備品の強化、[情報]で情報収集を行う。主に[開発]コマンドから城下町に施設を設置して各種内政値を上げて自国をどんどん豊かにして強化することが目的となっている。箱庭には無限に施設を設置できるわけではないので限られた面積の中で上手くやりくりして発展させていく必要があります。

城下町の外見はゲームスタート時に選択可能、配置を考えて自分だけのオリジナルな城下町を作っていくのも楽しみ方の一つです。また、本作の取扱説明書には『秀吉の政略講座』が載っており、面白くて為になる情報が書いてあるので是非とも目を通しておきたい。残念ながら戦史演武では一部政略コマンドが制限されていたりするので最大限に政略を活かして楽しむことができないのが唯一の難点。

自国を強化できたらいざ[合戦]で戦闘開始!政略が上手くいっていれば様々な面において合戦で有利になります。出陣する武将は総大将1人・主将3人・副将4人(7人)まで選択可能。無双武将は総大将・主将には選べますが副将には選べない。プレイヤーは総大将になっている武将を操作することになりますが、戦史演武では操作武将はほぼ固定となっている。ここからはいつものタクティカルアクションの無双が遊べます。ただし、戦闘システムはガラリと変更されているので驚くかも。

戦闘中のBGMはオプションから自由に変更可能で『戦国無双 chronicle』のBGMも8曲収録されている。「花の都」もありますよ!しかし、『戦国無双3』の主題歌で名曲の「斬-ZAN-」と「雪月花 -The end of silence-」は本作では収録されていない。

合戦に勝利するにはまず武将を倒したり拠点を奪うなどして敵軍の「兵力」を削って最終的に0にする必要があり、その後に出現する敵総大将を撃破して敵本陣を制圧することで勝利となる。味方も同じで兵力を0にされ本陣を制圧されると敗北です。兵力が余っている状態なら武将は敵味方共に撃破されても一定時間後に再出撃し、プレイヤーの場合はすぐに再出撃となる。兵力が0の状態になると武将は再出撃できなくなり、この状態でプレイヤーが倒されてしまうと合戦に敗北してしまいます。

それと本作からの新アクションとして“影技回避”が追加され、地上で攻撃を受けてのけぞっている時の緊急回避が可能となっています。本作ではレベルが戦闘開始ごとにLv1に戻されるように変更されていますが、その代わりレベルアップの速度が非常に早くなった。ただし、レベルアップしても体力や無双ゲージなどは回復しなくなっているので体力には常に気を配っておく必要があります。

前作であった各武将への個別指示は廃止。味方には委任・全軍攻撃・全軍防御の大まかな全体命令しかできなくなっており、他にも陣形・戦場策・兵站線の概念など特徴的であった前作の要素は全て廃止され、全体的に戦略的要素は減少してしまっている。戦略的に合戦を楽しめた『戦国無双2 Empires』とは違い、単純に力押しで武将を倒して拠点を制圧するだけになったのは残念。

戦闘面では個人的に「う~ん…」と思う部分が多くなってしまった本作。いくらなんでも簡略化しすぎじゃないですか!?

ファーストインプレッションとしては箱庭内政がなかなか魅力的で面白いけど、それを活かす戦闘が退屈で面白味に欠ける。とりあえず戦史演武の織田信長の章はクリアしたので、これから他の大名家のストーリーも遊んでいくつもりです。獲得した武器や防具、特別施設・武将提案施設・褒美施設は引き継げるみたいなので次回からはある程度は楽に進めていけるかな。とにかくまずは全大名家の戦史演武のクリアを目指していこう。それが終わったら争覇演武をがっつり遊んでいこうかな!

ぐみお

「暮らしにゲームを」をモットーに死ぬまでゆるーく楽しくゲームを遊べるような人生を送りたいなぁーなんて思っている人間です。三度の飯よりもゲーム好きで生粋の関西人のあんちゃんです。

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